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2017年の働き方改革関連銘柄や半導体関連銘柄、2018年のAI関連銘柄、そして2019年のバイオテクノロジー関連銘柄など、マーケットでは注目されているテーマが移り変わっています。
「これからどのテーマが注目されるのか?」を予測して投資することは難しいですが、既に注目されているテーマの中から出遅れ株を選んで投資することはそこまで難しくありません。
出遅れ株投資を手掛けて、大きな利益を手にしていきましょう!
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目次
2019年注目したい出遅れ株10銘柄
2019年に注目の出遅れ株を10銘柄見ていきましょう。
【2191】テラ | iPS細胞を使ったがん免疫療法を手掛けるバイオベンチャー。 |
【2370】メディネット | iPS細胞の製造受託サービスを手掛けるバイオベンチャー。 |
【4564】オンコセラピー・サイエンス | がん遺伝子の治療を手掛ける東大バイオベンチャー。 |
【2342】トランスジェニック | ゲノム編集技術などの遺伝子技術に強い熊本大バイオベンチャー。 |
【3776】ブロードバンドタワー | 都市型データセンターを運用。5G関連銘柄低位株。 |
【2162】nms ホールディングス | 製造業派遣を手掛ける人材派遣会社。 |
【2362】夢真ホールディングス | 建設技術者派遣を手掛ける人材派遣会社。 |
【2468】フュートレック | 音声翻訳技術に強み。東京オリンピック・インバウンド関連。 |
【4344】ソースネクスト | 自動翻訳デバイス「ポケトーク」。東京オリンピック・インバウンド関連。 |
【4385】メルカリ | フリマアプリ大手。キャッシュレス決済「メルペイ」参入。 |
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出遅れ株とはどんな銘柄なのか?
出遅れ株の基本的な概要を抑えておきましょう。
そもそも出遅れ株とは?
出遅れ株とは、ある業種やテーマ株に大きな資金が入ってきて関連銘柄全体が大きく上昇する中で、その上昇から取り残されている銘柄のことです。
例えば、2017年には働き方改革で注目された人材派遣株や半導体バブルで注目された半導体関連銘柄が注目テーマとなり、2018年には世界的なAIブームを背景にAI関連銘柄が注目テーマとなりました。
これらの注目テーマ株は、そのセクターの中でも特に注目の銘柄から順番に資金が流入してきて上昇していく傾向があります。
「あるテーマが強い」と言っても、いきなり全ての関連銘柄が買われるのではなく、強い銘柄から順番に上昇していくことになります。
2018年のAI関連銘柄の場合は、2018年4月にIPOした【4382】HEROZが公募価格の11倍もの上場初値を付けたことに触発され、その後、【3655】ブレインパッドや【3906】ALBERTなどのAI関連銘柄に巨大な資金が流れ込むようになりました。
注目テーマ株の個別銘柄が上昇するにはタイムラグがあり、遅れて大きな上昇をする銘柄が「出遅れ株」と呼ばれているということを抑えておきましょう。
なお、出遅れ株とは逆に、あるテーマ株を先導して上昇する銘柄は「先導株」と呼ばれます。
出遅れ株のメリット・デメリット
出遅れ株のメリット
出遅れ株は、既に注目テーマになっている関連銘柄を狙って買うため、上昇する銘柄をある程度予測できることがメリットとして挙げられます。
事前にマーケットで注目されるテーマを予測するのは非常に難しく、宝くじを当てるようなものです。
テーマ株の予想に加えて、あるテーマ株の「先導株」を予測して事前に仕込むのは、まず不可能です。
しかし既に注目テーマとなっているテーマ株の出遅れ株なら、ある程度の予測を立てることが可能となるため、銘柄選びの確率が高くなります。
出遅れ株のデメリット
一方、出遅れ株のデメリットとしては、マーケットでテーマ株全体への注目が終わってしまうと、上昇していない出遅れ株も一緒に暴落するリスクがあることです。
この点で大きな被害を受けたのが、半導体関連銘柄です。
半導体関連銘柄は2017年に注目テーマになりましたが、2018年には半導体バブル崩壊の懸念から関連銘柄が軒並み暴落しました。
「いま、マーケットでどのようなテーマが注目されているか?」を考えておくことが、出遅れ株投資において何よりも大事なことです。
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出遅れ株はどうやって探す?
出遅れ株の探し方を2ステップで見ていきましょう。
Step1:いまマーケットで注目されているテーマは何か?
まずは、「いま、マーケットで注目されているテーマは何か?」を考えることから、出遅れ株探しは始まります。
直近数ヶ月の間に、特に大きく上昇している銘柄をいくつか選び出してみて、上昇している理由を探してみることによって、マーケットで注目されているテーマが見えてきます。
ただし、ここで注意すべき点としては、「息の長いテーマ」であることが重要です。
ニュースを受けて一時的に物色されるテーマもありますが、ニュースが発表されたときだけ物色されるような短命のテーマは、出遅れ株に資金が回ってくる前にトレンドが終わってしまいます。
何度も何度も投資家に注目される息の長いテーマの銘柄は、多くの投資家から断続的に買われることになるため、出遅れ株に資金が循環する可能性が高くなると期待されます。
息の長いテーマを選ぶには?
息の長いテーマを選ぶには、日本の人口動態や産業構造、ライフスタイルといった長期的・マクロ的な視点・トレンドで考えることが重要です。
具体的には、日本の人口動態を考えると、人手不足は今後2~30年は続くトレンドになることから「働き方改革」は鉄板のテーマだと考えられます。
また、平均寿命の向上に大きく寄与している、がん免疫療法や再生治療、遺伝子治療といった「バイオテクロノジー」も有望です。
産業構造で見ると、政府が積極推進する「キャッシュレス化」、2019年から本格推進される次世代通信規格「5G」や「AI」「IoT」なども有力候補となってきます。
Step2:注目テーマの中から出遅れ株を選ぶ
マーケットで注目されているテーマを選んだら、そのテーマの関連銘柄をピックアップしてみましょう。テーマ株探しに特化した株式情報サイト「株探」(https://kabutan.jp/)を使うと作業が捗ります。
多くの関連銘柄が上昇している注目テーマの中で、停滞~下落している銘柄が出遅れ株の候補となります。
ただし、ここで即、出遅れ株として買うのではなく、該当銘柄について詳しく調べてみることが必要です。
注目テーマの関連銘柄にも関わらず上昇していない(=買われていない)ということは、業績不振などの問題を抱えている場合が少なくないからです。
「注目テーマの関連銘柄で、特に問題がないにも関わらず買われていない」と判断したら、出遅れ株として投資してみてもよいでしょう。
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出遅れ株取り引きの注意点
出遅れ株に投資する際の注意点や具体的な取引方法を見ていきましょう。
出遅れ株を扱うときの注意点
出遅れ株投資は、中長期的かつ分散投資をするのが基本となります。
そもそも“出遅れ”株であるため、出遅れ株にいつ大きな資金が流入してくるかは分かりません。
このため、投資の時間軸は数ヶ月以上の中長期投資一択となります。
出遅れ株でデイトレードやスイングトレードなどの短期投資を手掛けるのは、非常にリスクのある行為となります。
また出遅れ株投資ではある1銘柄に資金を集中させるのではなく、必ず5~10銘柄以上に分散投資するようにしましょう。
ある出遅れ株に集中投資して、その銘柄に資産の命運を委ねるのは非常にリスクのある行為です。
出遅れ株の利食い・損切りの方法
出遅れ株投資の、具体的な利食い・損切りの方法について考えていきましょう。
出遅れ株投資では、長期の分散投資が基本になるため、損切り幅は余裕をもって設定して構いません。
例えば、資金を出遅れ株10銘柄に分散投資したとして、ある銘柄が-10%下落したとしても、総資金に与える影響は-1%に留まります。
リスク管理の目安
1銘柄あたり総資金の2%に相当する値までリスクを取っても構いません。
10銘柄に分散投資するとしたら、1銘柄あたり-20%が損切りラインの目安となります。
利食いラインの目安
一方、利食いラインとしては、買い値から1.5倍~2倍になったら利食いしてしまった方がいいと考えられます。
あるテーマを先導する本命株に比べると、どうしても出遅れ株の上昇幅は小さくなりがちです。
このため、1.5倍から2倍程度になったら見切りを付けて利食いしてしまうことをおすすめします。
まとめると、出遅れ株は“10銘柄程度に分散投資”して、損切り幅は“-10%から-20%”に設定しておき、利食いは“買い値から1.5倍から2倍”にするのが一つの目安となります。
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まとめ
マーケットで注目されているテーマは常に移り変わっており、「いま、マーケットで最も注目されている最強のテーマは何か?」と考える習慣は非常に重要なものです。
「これからどのテーマが最も注目されるようになるか?」を予測することに比べれば、「いま、マーケットで最も注目されているテーマは何か?」を推測することは難しくありません。
出遅れ株投資は、言わば後出しジャンケンによるテーマ株投資となるため、銘柄選びもそこまで難しくなく、初心者にも比較的簡単にできる投資だと言えます。
2019年は「バイオテクノロジー」や「5G」といったテーマが注目されつつあり、2018年に最強のテーマだった「AI」はやや調整気味になっているようです。
マーケットで注目されている業種やテーマには常にアンテナを張っておき、出遅れ株を見つけ出していきましょう!