基礎知識

仕手筋が相場を操る3つの手口

株式投資をしていると、

 

あそこの株は仕手筋が入っている

あそこに入っている仕手はやり方がヒドイ!

 

のように、仕手という言葉を見聞きすることがよくあります。

 

本来「仕手」という言葉には、「能・狂言で、主人公の役。また、それを演ずる人」という意味があります。

 

株式市場で相場を操る仕手も、この「演じる」という意味からそう呼ばれているのです。

今回は一般生活ではあまりなじみのない、株式市場における仕手筋について解説していきます。

 

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1.相場を操る仕手筋とは

「仕手」を端的に言ってしまいますと、巨額資金を投じて人為的に株価を乱高下させる株価操縦の一種です。

 

これに関しては様々なグループが存在していると言われています。

医師や企業主などの資産家グループだったり、宗教団体や投資顧問、凄腕の投資集団、はたまた暴力団関係者であったりすることもあるようです。

 

いずれにしても、前述の通り相場を操縦できるだけの巨額資金を持っており、「投機目的で資金を投じる人物もしくは集団のことを仕手筋」と言います。

 

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2.実際の手口!仕手筋による3つのケース

一般投資家をカモとして利用し、荒稼ぎをしている仕手筋が実際に行っている手口として3つのケースをご紹介していきます。

 

2-1.インサイダー情報

例えば「人気アニメのスマホゲームアプリが配信される」としましょう。

すると、事前にその情報を知っている仕手筋は、当然そのゲーム会社の株を安値で買い集めておきます。

 

その後、大々的に「遂にあの人気アニメのゲームアプリが配信される!」とニュースが出れば、このタイミングで仕手筋は株を一気に買い上げて株価を吊り上げていきます。

 

それを見た一般投資家達は、「1週間で3倍になったぞ!あの人気アニメのゲームアプリなのだから、この勢いはまだ続くだろう!」と仕手株に寄ってきます。

 

仕手筋は頃合を見計らって大量の売り注文を出し、一般投資家たちに高値を掴ませるのです。

 

一般投資家達の買いよりも巨額な資金を持つ仕手筋の売り圧力が上回り、大量の空売りなどを駆使して株価の下落を誘導していきます。

 

2-2.SNSで拡散

人気化しているスマホゲームアプリがある場合、それに関連して仕手筋は電池関連銘柄を買い集めておきます。

 

充分に安値で買い集めた後に仕手筋は、ネットで影響力のある人物(インフルエンサー)を利用してSNSで呼びかけます。

 

「配信予定のあの人気アニメのスマホゲームアプリ、グラフィックがすごく綺麗なだけあって、かなりスマホのバッテリーを食うらしい。」

 

その他にも、「あの人気アニメのスマホゲームアプリ用にA社の高性能モバイルバッテリー買いました」などとSNSで呼びかけて、仕手筋がすでに安く仕込んでいる電池関連銘柄の一角へと一般投資家の資金が向かうよう仕向けるのです。

 

2-3.マネーゲーム

「B社の株が上場廃止になる事が決定」というニュースが出たとしましょう。

 

その株を持っていた投資家達は、無価値になる前に少しでも高く売ろうと売り急ぎ、株価はみるみる下がって上場廃止数日前には株価が3円となってしまいました。

 

上場廃止決定でどうせ価値が0円になってしまうのならば、「少しでも値段のつくのうちにでも売ってしまおう」と元値に関係なく売らざる得なくなります。

 

その翌朝5円ではじまり、株価はみるみるうちに上がりものの30分程で12円にまであがりましたが、その後に株価は2円まで下落。

 

このような場合、何の情報もないただのマネーゲームです。

 

朝見ると2円だった株価が今後は3倍以上の7円!

これを見たデイトレーダーなど一般投資家を巻き込んで、もはやチキンレースです。

 

この場合も、仕手筋は安値で買い集めています。

その後さらに買い上げて、一般投資家の目を引くという事に関しては共通しています。

 

このように日本の株式市場には仕手筋と呼ばれる強い影響力が実際に存在しているのです。

 

3.仕手株のメリット・デメリット

仕手筋が操る仕手株は短期急騰など魅力的にもうつりますが、一般投資家が手を出すのは危険でかなりのリスクを伴いますので、注意点もしっかり把握しておきましょう。

 

メリット

良くも悪くも「短期間で乱高下する」ので、上手く乗れた場合は短期間で資金を大きく増やす事ができます。

 

過去に大相場を築いたテンバガー(10倍株)も、仕手筋が仕掛けていることがほとんどです。

実際に凄腕のトレーダー達は観察眼・経験を持ってして、そのタイミングを見計らい利益を得ています。

 

メリット

「短期間で乱高下する」ので、あっという間に売るに売れない状況となる場合があります。

 

仕手筋が短期で作り上げたテンバガーでも、彼らの莫大な資金で大量の売りを投げつけられたら暴落を招き一瞬にして相場を反転させてしまうほどの影響力を持っています。

売買のタイミングを誤ると非常に大きな損失を被ることとなるでしょう。

 

4.まとめ

もし仮に、あなたが凄腕のトレーダーになりたいのであれば、仕手株の売買は避けては通れない道でしょう。

 

仕手株は短期間で資金を大きく増やす事ができる可能性があるからです。

 

凄腕のトレーダー達が持っている並外れた観察眼を養う為にも必要なことですが、リスクも伴いますので、ザラ場に張り付けない状況であれば手を出してはいけません。

 

リスク管理を徹底し、仕手筋をも利用する凄腕トレーダーを目指しましょう!

 

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