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AIや5G、クラウドといったITテクノロジーで企業活動を効率化するデジタルトランスフォーメーションが注目を集めています。
特に日本では企業のITインフラ老朽化が懸念される「2025年の崖」を前に、多くの企業がIT投資を活発化させており、デジタルトランスフォーメーション関連銘柄は2025年に向けて買われ続けることが期待されます。
デジタルトランスフォーメーション関連銘柄に注目していきましょう!
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目次
1.デジタルトランスフォーメーション関連銘柄とは?
ITテクノロジーによって社会をより良くするデジタルトランスフォーメーションが注目されています。
1-1.デジタルトランスフォーメーションとは?
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、ITを活用して人々の生活をより良くする変革全般のことです。「デジタルシフト」と呼ばれることもあります。
ビジネス用語としては、企業がITテクノロジーを活用して事業効率化をはかるといった意味合いで用いられることが一般的です。
2020年5月にはGAFA+Microsoftの5社の時価総額が東証一部全体を上回りました。世界経済は、GAFAに代表されるITテクノロジーによってけん引されていることは間違いありません。
日本企業はIT化が遅れていることが指摘されていますが、デジタルトランスフォーメーションの波に乗り遅れてしまえば、淘汰される以外にありません。
経済産業省は、2018年5月に「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」を設置し、同年12月に「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」を策定しています。
デジタルトランスフォーメーションを支える具体的な技術としては、AI(人工知能)やIoT、次世代通信規格5Gなどが挙げられます。またクラウドコンピューティングやサイバーセキュリティといった領域も重要です。
今回注目していく「デジタルトランスフォーメーション関連銘柄」は、これらの次世代ITテクノロジーを手掛けるIT銘柄全般のことだと認識しておくようにしましょう。
1-2.日本企業はIT投資を活発化させている
残念ながら日本にはGAFAやMicrosoftのような超巨大IT企業はなく、唯一ソフトバンクグループが国内市場で対抗できるかどうかであるというのが現状です。
ただ株式市場においては「デジタルトランスフォーメーション関連銘柄」に代表される日本のIT銘柄は大きく買われているセクターとなっています。
この背景にあるのは、日本企業が2025年までに迎えるとされる「2025年の崖」です。
日本では企業のITインフラ老朽化とIT技術者の退職時期が重なる「2025年の崖」が懸念されており、2025年に向けて企業のIT投資が活発化することが予想されています。
多くの企業は「2025年の崖」をチャンスに古いシステムを一新して、AIや5G、クラウドといった最先端ITテクノロジーへ対応できることを目指して積極的にIT投資を行っています。
日本企業が積極的なIT投資を進めていることは企業決算にも表れており、IT大手のNECは2020年3月期決算を上方修正し、純利益が史上初めて1,000億円を超え、23年ぶりに過去最高を更新したと発表しました。
日本では企業のIT化が遅れているとされますが、これは逆を言えば、それだけ伸び代があるということでもあります。
日本からGAFAのような巨大グローバルIT企業が出てくるのは厳しいと思われますが、少なくとも2025年前後までは国内の積極的なIT投資は続くものと見られます。
★注目ポイント |
・デジタルトランスフォーメーションとは、ITを活用して人々の生活をより良くする変革全般のこと。 ・デジタルトランスフォーメーション関連銘柄とは、AIや5G、クラウドといった次世代ITテクノロジーを手掛けるIT銘柄全般を指す。 ・企業インフラの老朽化が心配される「2025年の崖」を背景に、日本企業はIT投資を活発化させている。 |
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2.デジタルトランスフォーメーション関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2-1.代表的なクラウド銘柄!【3788】GMOクラウド相場で最も大きく買われているeコマース関連銘柄です。
大手IT企業GMOグループでサーバー管理や電子認証を手掛ける【3788】GMOクラウドは、新型コロナ相場で特に大きく上昇したデジタルトランスフォーメーション関連銘柄です。
同社の株価は、2020年1月初めには2,529円を付けており、コロナショックでは3月19日に1,381円まで売られました。しかし、その後は破竹の勢いで急騰していき、6月29日には11,990円まで上昇。
コロナショックで安値を付けてからの3ヶ月半で8.68倍(+768%)の最大上昇率となっています。
たださすがに短期間に急騰し過ぎてしまったため、7月半ばには7,000円割れまで急落しており、8月現在は8,000円前後で推移しています。
東証一部銘柄では、新型コロナ相場で最も大きく上昇した銘柄です。
クラウド関連銘柄はデジタルトランスフォーメーション関連銘柄の中でも注目されており、クラウドやAIで企業の業務効率化支援を手掛ける【3962】チェンジも新型コロナ相場で最大+403%の上昇となっています。
2-2.日本を代表するIT企業!【6702】富士通
日本を代表するIT企業である【6702】富士通は、日本を代表するデジタルトランスフォーメーション関連銘柄でもあります。
同社の株価は、2020年1月初めには10,220円を付けていました。
コロナショックでは3月23日に8,351円まで売られたものの、その後の新型コロナ相場では急反発しており、7月31日には14,795円まで上昇。
世界一を獲得したスーパーコンピューター「富岳」のニュースも追い風となりました。
新型コロナ相場では最大+77%の上昇率となっています。
また富士通と並んで日本を代表するIT大手の【6701】NECも、新型コロナ相場では最大+90%の上昇となっており好調です。
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3.デジタルトランスフォーメーション 関連銘柄リスト
【3915】テラスカイ | クラウドシステム構築 |
【3962】チェンジ | クラウドやビッグデータを使った業務効率化支援 |
【4397】チームスピリット | 業務管理向けクラウドサービス |
【4476】AI CROSS | AIを使ったサービスを提供 |
【4493】サイバーセキュリティクラウド | AIを使ったサイバーセキュリティサービス |
【4776】サイボウズ | テレワークに強いグループウェアソフトを手掛ける |
【6572】RPA | ロボットアウトソーシング(RPA)事業を手掛ける |
【6701】NEC | 国内大手IT企業 |
【6702】富士通 | 国内大手IT企業 |
【9613】NTTデータ | システムインテグレーター |
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4.オススメのデジタルトランスフォーメーション関連銘柄3選!
長期投資にもオススメのデジタルトランスフォーメーション関連銘柄を3銘柄見ていきましょう。
【6701】NEC
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 通信設備国内トップのIT企業大手。顔認証技術にも強み。 |
NECは、企業のIT投資が活発だったことを追い風に、23年ぶりに最高益を更新しています。テレワーク特需でも業績を伸ばしており、今後も期待できそうです。
経済ニュースなどの影響で、NECというと衰退企業のようなイメージがあるかもしれませんが、株価も堅調な推移となっています。また、顔認証技術では世界一の技術力を持っていることでも注目です。
【6702】富士通
市場 | 東証一部 |
企業概要 | ITベンダー大手。量子コンピューターで先行 |
富士通も、NECと同じく業績・株価ともに堅調です。株価は、2000~2001年のITバブル以来の水準にまで回復してきており、直近20年間で最高値を付けています。
今後も、好調な国内IT投資の波に乗って、業績・株価ともに拡大することが期待されます。また、富士通は、国内企業では量子コンピューターで最も先行しており、量子コンピューター関連銘柄としても抑えておきたい銘柄です。
【4776】サイボウズ
市場 | 東証一部 |
企業概要 | グループウェアソフトの開発を手掛ける。クラウド向けも好調。 |
サイボウズは、テレワークに欠かせないグループウェアソフトを手掛けています。新型コロナウィルスでテレワークが注目される前から業績・株価ともに好調であり、デジタルトランスフォーメーション関連銘柄の中でもおすすめの成長株です。
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4.まとめ
AIや5G、クラウドといったITテクノロジーで企業活動を効率化するデジタルトランスフォーメーションは、世界経済をけん引する中心セクターであることは間違いありません。
残念ながら日本にはGAFAのような巨大IT企業はありませんが、「2025年の崖」に向けて国内IT投資が活発化していることを受けて、デジタルトランスフォーメーション関連銘柄は大きく買われています。
特にここ数年は富士通とNECの株価回復が目立っており、両銘柄ともにITバブルの2000~2001年以来の水準にまで株価が回復してきています。
また新型コロナウィルスによってテレワークが浸透していますが、テレワークに限らず新型コロナウィルスはデジタルトランスフォーメーションを加速することはほぼ間違いありません。
デジタルトランスフォーメーション関連銘柄の動向は、今後も要チェックしておきましょう。