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いきなりステーキの【3053】ペッパーフードサービスが9倍達成!
そのほか【3547】串カツ田中や【3370】フジタコーポレーションが続いてこの1年間で急成長を遂げるなど、外食関連銘柄が賑わっています。
外食関連銘柄は株主優待が魅力的な銘柄でもあり、株価上昇率も高い銘柄があるため、株式投資を始めたばかりの個人投資家にもおすすめできる人気テーマでもあります。
また、外食企業は身近な企業ということもあり、親しみ、分かりやすい投資先としても魅力です。
そんな外食産業に関する関連銘柄について、注目していきましょう。
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目次
1.外食産業の市場規模拡大中!
ライフスタイルの変化や景気回復を背景に、外食産業が堅調に成長しています。
1-1.外食産業とは
外食関連銘柄には、ファーストフードやファミレス、居酒屋など多くの業態がありますが、経営環境は様々です。
現在、外食産業では熾烈な競争が繰り広げられており、価格や扱う食品だけでなく、食べ方スタイルやビジネスモデルなどで差別化を図る動きが見られます。
日本の外食産業を統括する日本フードサービス協会によると、加盟店舗の合計売上高が2018年2月まで18ヶ月連続で前年同月を上回っており、外食市場は堅調な成長を遂げています。
共働き世帯の増加により外食の回数は増え、賃上げで個人所得が増えたことも客数と客単価が揃って伸びている要因となっています。
一方で、人手不足が今後の懸念材料となっており、昨今大きな話題となっている働き方改革の行方とともに注目されていくことでしょう。
食関連銘柄というと内需銘柄の代表のような印象がありますが、現在、世界中で日本食ブームが起きていることから、世界展開を視野に入れる外食チェーンも少なくありません。
1-2.外食関連銘柄は株主優待が魅力的
外食関連銘柄に投資する大きなメリットとして、株主優待が魅力的な銘柄が多いことが挙げられます。
株主優待とは、多くの企業が3月か9月に設定している「配当権利確定日」に一定以上の株を保有していると、配当金とは別に自社製品や割引券が贈呈される制度です。
人気番組「月曜から夜ふかし」で有名な個人投資家の桐谷広人さんが株主優待で暮らしていることからも、広く知られるようになっています。
配当金を株価で割った利回り率を「配当利回り」と呼ぶのに対し、株主優待で得られる実質価値を株価で割った利回りは「優待利回り」とも呼ばれます。
すかいらーくやマクドナルドなど、外食関連には優待利回りが高い銘柄が多く、よく使う外食チェーンの銘柄は株主優待目的で保有しておくとお得です。
優待利回りが魅力的であるということは、投資家からの買い圧力で支えられるということでもあり、株価が下落しにくいというメリットがあります。
★注目ポイント1 |
外食産業はライフスタイルの変化や景気回復を背景に堅調に成長しており、関連銘柄は株主優待が魅力的なものも多く、株価の下支え要因となっている。 |
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2.外食関連銘柄の株価推移
外食産業の好調ぶりを裏付けるかのように、全体的に関連銘柄は大きな値上がりを見せています。
2-1.業績不振からV字回復のマクドナルド
世界的ハンバーガーチェーン「マクドナルド」を展開する【2702】日本マクドナルドホールディングスは、外食関連銘柄を代表する存在です。
同社は、緑肉問題などから業績不振が続いていましたが、地道な企業努力で2017年度の決算は過去最高益を記録するV字回復を成し遂げました。
この業績回復を裏付けるように、3,000円台で推移していた同社の株価は2017年に入り上昇トレンドを形成し始めました。
2017年末には高値5,320円をつけ、過去10年間で最も業績を伸ばしており、2018年4月も高値圏をキープしています。
2-2.低価格・立ち食いステーキが大ヒット!
低価格ステーキ店「ペッパーランチ」や立ち食いステーキ店「いきなりステーキ」を展開する【3053】ペッパーフードサービス。
とくに「いきなりステーキ」は破竹の勢いで店舗数を増やしており、2017年の株価はまさにうなぎ上りとなっています。
2017年1月頃までの数年間は600円台を横這いで推移していた同社株。
その後は猛烈な勢いで値上がりし、2017年10月には高値8,230円を付けるまでに急成長!わずか10か月程でテンバガーを優に達成してしまいました。
一時調整が大きく入るものの、2018年4月に入ってから再燃しており、このあと上値を試す展開が予想されます。
2-3.2016年のIPOから注目を集める串カツ田中
串カツ居酒屋「串カツ田中」を運営する【3547】串カツ田中も、外食関連銘柄として注目されている銘柄の一つです。
2016年9月のIPO時には初値700円ほどだった同社は、2017年11月にかけて約1年間でこちらもテンバガーを達成!
その後は調整が入って大きく下げており、2018年4月時点ではピーク時から約半値となる3,500円前後を推移しています。
※2017年5月に1:2の株式分割、2017年11月に1:3の株式分割実施
外食関連銘柄はこの1年間で大きく上昇してきましたが、いずれも好調な業績に支えられた銘柄です。
業績や事業内容を見て投資するよう心がけましょう。
★注目ポイント2 |
好調な業績が続く外食関連銘柄は軒並み大きな値上がりとなっているため、物色する際は好調な業績に支えられている銘柄に中長期的な投資が好ましい。 |
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3.外食関連銘柄チェックリスト
外食関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。
銘柄 | 主なサービス |
【2702】日本マクドナルドホールディングス | ハンバーガーチェーン「マクドナルド」 |
【3053】ペッパーフードサービス | 立ち食いステーキ「いきなりステーキ」 |
【3087】ドトル日レス | カフェチェーン「ドトールコーヒー」 |
【3197】すかいらーく | ファミレス「ガスト」 |
【3397】トリドールホールディングス | うどんチェーン「丸亀製麺」 |
【3543】コメダホールディングス | 喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」 |
【3547】串カツ田中 | 串カツ居酒屋「串カツ田中」 |
【7550】ゼンショーホールディングス | 牛丼チェーン「すき家」、回転ずしチェーン「はま寿司」 |
【7581】サイゼリヤ | イタリアレストラン「サイゼリヤ」 |
【7616】コロワイド | 傘下に焼肉チェーン「牛角」や回転ずし「かっぱ寿司」など |
【7630】壱番屋 | カレーチェーン「CoCo壱番屋」 |
【8153】モスフードサービス | ハンバーガーチェーン「モスバーガー」 |
【9861】吉野家ホールディングス | 牛丼チェーン「吉野家」 |
【9873】日本KFCホールディングス | フライドチキンチェーン「ケンタッキーフライドチキン」 |
【9936】王将フードサービス | 中華料理店チェーン「餃子の王将」 |
★注目ポイント3 |
外食関連銘柄を抽出してみると、ファーストフード店を中心に身近なものが多いので、どのような企業か実態が分かりやすい。 |
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4.外食関連銘柄銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった外食関連の上位3銘柄を発表致します。
※2017年4月17日~2018年4月17日の1年で算出
4-1.第1位【3053】ペッパーフードサービス
上昇率 | 9.8倍(安値:834円 → 高値:8,230円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 62.01(やや買われている) |
4-2.第2位【3547】串カツ田中
上昇率 | 7.5倍(安値:986.6円 → 高値:7,480円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 52.78(売り買い均衡) |
4-3.第3位【3370】フジタコーポレーション
上昇率 | 6.0倍(安値:764円 → 高値:4,640円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 45.79(売り買い均衡) |
※RSIは2018年4月17日終値より算出
★注目ポイント4 |
串カツ田中はIPO直後から個人投資家からの人気が続いているほど、外食産業への関心の高さが伺える。上昇率の高い銘柄が出るのも魅力。 |
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5.まとめ
ペッパーフードサービスや串カツ田中など多くの関連銘柄がこの1年で急成長を遂げていることから、外食関連銘柄はハイリスク・ハイリターンであるかのような印象があるかもしれません。
しかし、外食関連銘柄はマクドナルドのように株主優待が魅力的なディフェンシブ銘柄であるとも言えます。
値動きが緩やかな銘柄から、上昇率の高い銘柄まであり、その上株主優待でも魅力があるのが外食関連銘柄です。
株を始めたばかりの初心者にもおすすめしたいテーマとなります。