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電池

2020年9月28日

次世代蓄電池のマグネシウム電池関連銘柄を要チェック!

 

多くの利点があるマグネシウム電池は、リチウムイオン電池に変わり主流になる可能性を秘めています。

世界的にEV(電気自動車)市場が拡大していることからも、蓄電池需要が増加。

 

それにより、次世代電池として期待されるマグネシウム電池関連銘柄も物色対象となり、急騰する銘柄も続出。

そんなマグネシウム電池についての現状や、注目銘柄を取り上げましたのでチェックしておきましょう!

 

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1.次世代電池のマグネシウム電池

マグネシウム電池が市場から注目され始めていますが、そのマグネシウム電池とはどのような電池なのでしょうか。

1-1.マグネシウム電池とは

電池反応にマグネシウムを利用している電池のことで、マグネシウム金属を負極に使用します。

マグネシウム電池の優れている点
  • ・高いエネルギー密度を持つ
  • ・資源量が豊富
  • ・安全性が高い
  • ・低コスト

このような利点があり、次世代電池として実用化が期待されています。

 

高いエネルギー密度により、スマホなどであれば1回の充電で長時間の使用が可能になり、EV(電気自動車)であれば航続距離を伸ばすことが可能となってきます。

 

また、資源量が豊富なマグネシウムや、空気、食塩水といった低コストで製造可能。安全性も高いとなれば、まさに夢の電池となる訳です。

ただ、マグネシウム電池にも問題があります。

 

マグネシウム電池の問題点
  • ・出力不足
  • ・電極の劣化が早い

このような課題を解決していく必要があります。

特にEV(電気自動車)への搭載となれば高い出力が求められ、耐久性も必要になります。

 

1-2.リチウムイオン電池との違い

現在繰り返し使える二次電池として、主流なのはリチウムイオン電池です。

リチウムイオン電池は、エネルギー密度が高く小型軽量が可能で、高出力なことからスマートフォンやEV(電気自動車)に利用されています。

 

ただ、リチウムイオン電池は安全性の問題で、過充電、過放電を繰り返すと発火などの危険性があります。

また、エネルギー容量不足からEV(電気自動車)などの使用で、航続距離を伸ばさないといけない問題が残る。

 

リチウムやレアメタルといった資源を利用することから、コストがかかり原材料の安定確保に課題があります。

このリチウムイオン電池の問題や課題を大きく改善するとされているのが、マグネシウム電池です。

 

リチウムとマグネシウムの違い

リチウムイオン電池 マグネシウム電池
安全性 発火などの危険性がある 安全性が高い
エネルギー密度 問題が残る リチウムの8倍以上
コスト コストはかかる 低コスト
資源 希少資源レアメタル 豊富にある
出力 高出力 出力不足
耐久性 メモリ効果がない 低い

リチウムイオン電池とマグネシウム電池にはこれらの違いがあります。

見比べると、やはりマグネシウム電池の低コスト、安全性、エネルギー密度の高さが魅力であり、今後リチウムイオン電池に変わってマグネシウム電池が主流になるのか注目です。

 

【ここだけチェック!】
  • マグネシウム電池は資源量が豊富で低コスト、安全性も高く夢の電池
  • リチウムイオン電池の問題を解決できるマグネシウム電池
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2.マグネシウム電池の実用化と株価

実際、マグネシウム電池はどこまで開発が進んでいるのか確認し、関連した銘柄の動きと共に見ていきます。

2-1.マグネシウム電池(一次電池)

マグネシウム電池の一次電池(充電不可)として、開発が進んでいます。大きく注目を集めた銘柄として

■2013年12月20日

東京工業大学の矢部孝教授と共同で研究し、マグネシウムを薄いフィルム状にすることで、塩水を交換しなくても長時間使えるマグネシウム電池を実現。

さいたま市でこのマグネシウム電池を動力とする車の走行試験に成功し、技術協力した【5121】藤倉ゴム工業は、この材料を受け株価は急騰。

【5121】藤倉ゴム工業 2013年12月20日 安値439円 2014年1月9日 高値1,750円 倍率4.0倍

倍率4.0倍の急騰を見せ、マグネシウム電池関連として注目を集めました。

■2015年03月16日

【5216】倉元が、マグネシウム電池を使った「ウォータースティックライト」を開発したと発表。

このウォータースティックライトは、水でぬらすと発電して2週間以上発光し続けます。

10年以上の保存が可能で、災害時の活用を見込んだ商品。この材料を受け倉元の株価は急騰。

【5216】倉元 2015年03月16日 182円 2015年04月03日 高値1,338円 倍率7.4倍

倍率7.4倍と短期で急騰し、注目度の高い株価上昇を見せました。

2-2.マグネシウム電池(二次電池)

マグネシウム電池の中でも、二次電池と呼ばれる充電可能な電池の開発も進んでいます。

その中でも大きな動きとして2014年7月11日京都大学の内本喜晴教授らの研究グループが、リチウムイオン二次電池に置き換わることが可能なマグネシウム二次電池の開発に成功したと発表。

研究グループには

・内本喜晴 教授

・折笠有基 助教

・陰山洋 教授

・タッセル セドリック特定助教

4人と高輝度光科学研究センターが共同でマグネシウム二次電池の研究開発を進めています。

内容によると、マグネシウム電池の課題であった高電圧が出せない課題を、新開発の正極と電解液を組み合わせて解決したことで、電池の熱的安定性が改善し安全性が向上。

これにより、EV(電気自動車)や太陽光発電向けの大容量大型電池を低コストで作れるようになりました。

今後は企業と協力して実用化を目指すとしています。

■2016年10月9日

【7267】ホンダが埼玉県産業技術総合センターと、世界で初めてマグネシウム二次電池の実用化に目処をつけたと報道されました。

埼玉県産業技術総合センターが研究を主導して、ホンダが技術性能を評価。

それにより、リチウムイオン電池と遜色のない水準の基本データを得たことで、今後は量産技術の確立と2018年の製品化を目指します。

【7267】ホンダ 2016年10月11日 終値3,040円 2017年02月13日 高値3,675円 倍率1.2倍

■2016年12月16日

【6584】三桜工業 2016年12月16日 安値779円 2016年12月26日 高値992円 倍率1.3倍

会社四季報2017年新春号で、同社はホンダなどとマグネシウム二次電池の共同開発と伝えられたことで動意づきました。

このようにマグネシウム電池は一次電池、二次電池と研究開発が進み、関連企業は注目され株価上昇を見せております。

【ここだけチェック!】
  • マグネシウム電池一次電地関連銘柄は、好材料により急騰
  • マグネシウム二次電池の実用化に向け開発が進む
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3.注目のマグネシウム電池関連銘柄

今後も注目度が高まるとされるマグネシウム電池関連銘柄の中でも、注目の銘柄を厳選していきます。

 

3-1.【7267】ホンダ

市場 東証一部
業種 輸送用機器
単位 100株
比較される銘柄 トヨタ自動車、日産自動車
注目ポイント マグネシウム二次電池の製品化に向け動き出している

マグネシウム二次電池の実用化へ動きだしている同社。

酸化バナジウムを配合した新素材を電池の正極に採用し、充放電の繰り返しによる劣化を抑える。

2018年の製品化に向け今後も期待したい銘柄です。

 

3-2.【5121】藤倉ゴム工業

市場 東証一部
業種 ゴム製品
単位 100株
比較される銘柄 フジクラ、ニッタ
注目ポイント 矢部孝教授と共同でフィルム状のマグネシウム一次電池を開発

マグネシウム一次電池の開発で、東京工業大学の矢部孝教授と共同で研究。

フィルム状のマグネシウム電池を開発。

また、非常用のマグネシウム空気電池「WattSatt」を販売する。マグネシウム一次電池関連として同社に注目です。

 

3-3.【6937】古河電池

市場 東証一部
業種 電気機器
単位 1000株
比較される銘柄 GSユアサ、東芝
注目ポイント 非常用のマグネシウム一次電池「MgBOX」を開発

【7911】凸版印刷と共同開発した水や海水を投入すると発電する、非常用のマグネシウム一次電池「MgBOX」を開発。2014年8月29日に販売を発表。

マグネシウム一次電池関連銘柄として今後も注目できる銘柄です。

 

3-4.【4026】神島化学工業

市場 東証二部
業種 ガラス・土石
単位 100株
比較される銘柄 ノザワ、イソライト工業
注目ポイント 高純度の酸化マグネシウムなどを提供

海水から直接マグネシウムを取り出す技術を持ち、高純度の酸化マグネシウムなどを提供しています。2016年10月には化成品の増産設備が完成し稼働も本格化。

製造に必要なマグネシウムを提供していることからも、関連銘柄として注目です。

 

4.まとめ

マグネシウム電池は、リチウムイオン電池に代替する次世代電池として実用化が期待されています。

安全性や低コストといったメリットから、実現したらEV(電気自動車)などの普及も加速しそうです。

一次電池、二次電池と実用化のため開発が進んでいるマグネシウム電池は今後の動きが見逃せません。

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