損切りとは、損失を拡大させないために買った時よりも安い価格で株を売る行為を言います。
優秀な投資家ほど「上手な損切り」をしています。
一見、損切りをしている時点で負けているように思えるかもしれませんが、プロの投資家達は損切りを徹底しリスクを最小限に抑えているのです。
では、なぜ損切りをするのか?
そのヒントとなる損切りの重要性や難しさについて解説していきます。
1.プロの投資家達は損切りを徹底している
プロの投資家達は時に、短期間で資金を大きく増やせるような値動きの激しい銘柄にも投資します。
1年間で数%の値上がりよりも、1週間ほどの短期で5~10%の動きをする銘柄を狙うほうがもちろん効率は良くなるわけです。
しかし、そのような銘柄は売買のタイミングを一歩間違えると大きな損失に繋がりかねません。
そこで重要となるのが、損切りの徹底です。
買ったタイミングが悪く、高値掴みをしてしまった場合でも、その誤りに気付き即座に「損切り」する判断ができれば、損失を最小限に抑えることができます。
プロの投資家達はリスク管理に重きを置いており、その中でも損切りをルール化し、徹底することを守っています。
2.損切りの重要性と上手なやり方とは
個人投資家の限られた資金から莫大な資産を築き上げてきた成功者の多くは、比較的値動きの激しい銘柄を扱い資産形成を加速させてきたことでしょう。
いわゆる、ハイリスク・ハイリターンな投資でも「上手な損切り」ができる様になれば、ローリスク・ハイリターンな投資を実現する事ができます。
しかし、損切りには株を買うときよりも何倍もの勇気と決断力が必要です。
では、どうすればいいのでしょうか?
プロの投資家達は必ずと言っていいほど、購入時点で損切りする値を決めています。
例えば、「購入時の株価から-5%下がったら損切りしよう」というように。
万が一下がった場合の損切りラインを決めてそれを守るだけのこと、
ただ、これが意外と難しいもので、購入した自分自身を否定する気持ちにもなってしまいます。
しかし、もし損切りのタイミングを逃してしまえば、この先も含み損が膨らみ続ける「塩漬け株」になってしまうのです。
3.損切りと塩漬けは紙一重である
損切りができなかったり、塩漬け株を保有していたりする人は、共通して「今後上がるかもしれない」という期待を抱いています。
プロの投資家でも、損切りをルール化していなければ大損害を被っているはずです。
どういうことか?
株の成功者は、決して勝率が高いわけではなく、あくまで損失を最小限に抑え、利益を最大限に伸ばすルールを守っているだけなのです。
塩漬け株を抱えてしまうと資金がそこに奪われてしまい、利益を得る機会までも逃してしまいます。
もしご自身の「ルール」が無ければ、この機会に取り入れてみることをおすすめします。
4.まとめ
株で成功してきた多くの投資家は、損切りの重要性を知っています。
しかし、今抱えている塩漬け株が明日は上がる可能性もゼロではありません。
まずは投資のプロである投資顧問会社に、現状と改善策を無料相談してみることが一番の近道でしょう。